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執筆者の写真rugsrang

アッバーシーホテル

更新日:2019年12月27日



アッバーシーホテル

イスファハン、もしくはイラン全国で最も有名なホテルといえば、アッバーシーホテルでしょう。約300年前のサファヴィー朝時代の隊商宿を改装した建築です。

 この五つ星ホテルの気になる価格ですが、最も高くつく方法は、日本から旅行代理店を通じて予約する方法。最も安くなるのは、イランに入国してから、イラン国内の旅行代理店を訪問して予約してもらう方法。直接ホテルに行ってその場で現金払いよりも安くなります。




 エントランスから入るとシャンデリアの下がった豪奢なロビー。壁や天井の装飾が非常に手が込んでいて風格を感じさせます。フロントは英語が通じるので安心です。



 冬なので少し寂しい感じですが、春には花の咲き乱れる美しい中庭があります。先に述べた通り、昔の隊商宿を改装したホテルなので、イランの伝統的な様式の建築になっており、中庭をぐるりと建物が囲み、部屋には中庭側から出入りします。春~秋は中庭でカフェ・レストランがオープンしているので、こちらだけの利用でも雰囲気を楽しめると思います。


 この中庭に面した2階建ての建物の部屋はスイートルームになっています。

 せっかくなのでスイートルームにも泊まってみました。サファヴィースイートとガージャールスイート、イランの王朝名のついた二つのタイプのスイートルームがあります。サファヴィースイートが最も上級な部屋なのですが、あまりに高すぎたのでガージャールスイートで妥協しました。




 ガージャールスイートは二部屋。バスタブ付きです。壁や天井に描かれた絵が美しいです。ちなみに天井がモザイクの鏡張りのタイプの部屋もあります。敷かれていたラグはちゃんと手織りでした。

 写真を撮り忘れたのですが、朝食はバリエーションが豊富でさすが五つ星です。洋風とイラン風どちらもあります。これが安ホテルの朝食になると、ナンの他にはトマトとキュウリとチーズ、良ければ卵がある程度。安ホテルにずっと泊まっていると、毎朝がこの繰り返しになるので閉口します。

 泊まってみての感想ですが、悪くは無いのですが、部屋が全体的に古くなっているのと、日本人の感覚では安いとはいえ、イランの他のホテルと比べるとかなり高額なので、満足度はそれほど高くはありませんでした。スタッフもそれほどフレンドリーな感じではなかったです。高名なホテルですので話のタネに泊まってみる、程度であれば有りかな、と思います。

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